A)
原因が不明の場合「 12 連 strip 検査」がお勧めです。スクリーニング検査としてウイルス、細菌、真菌、寄生虫の多くを網羅できます。
検査項目に前房水・硝子体専用stripとありますが、前房水・硝子体であっても12連stripの検査依頼をしていただけます。
A) 検査可能となりました。依頼を予定される場合はお問い合わせください。
A) 前房水・硝子体は60µL以上(可能ならば100µL以上)あれば検査可能です。
前房水の代表的な採取方法は「前房水の採取方法」 (zenbousui.pdf)に記載していますので参考にされて下さい。
涙液は希釈涙液をお勧めしています。(参考:Eye wash法:「涙液の採取方法」ruieki.pdf)。
ただし、針付きのままは送付されないでください。チューブへ移すかシリンジに三活をつけて下さい。
角膜擦過物などの眼組織は可能な限り、です。検体量が少ない場合DNAが取れずに検査不成立になる場合がありますのでご注意下さい。
角膜擦過物は清潔なチューブに入れて送って下さい。
なお、清潔なエッペンチューブ(50本入りを1袋)を無料配布していますのでご希望の方はご連絡下さい。
A) 前房水・硝子体など全ての検体が4℃(冷蔵庫)で1~2週間置いておけます。
もしそれ以上の保管の場合は冷凍保存(-20℃)をお勧めします。
夏場は検体の温度上昇にご注意下さい。
A) 硝子体は灌流前の生検体がいいですが、灌流液(バッグ)そのものを郵送して頂いても検査できます。後者の場合、抗体検査は不可ですのでご注意下さい。
A) HPを参考にしてもらっても結果の判定や解釈に困る場合はご相談下さい(sunao.sugita@riken.jp)。
A) 眼感染症に付随して眼内組織に潜伏しているEBVが増幅していると推測されています。
つまり主原因の事は少なく2次的な要因と考えられています。
しかし他の外来性抗原が検出されず、また、EBV-DNAのコピー数が高い場合は主原因の可能性もあります。
詳しくはHP内の参考文献をご参照下さい。また、HHV6も同じ様な病態と考えられています。
A) 細菌種(アクネ菌を含む)や真菌種は常にこの問題がつきまといます。
我々の検査室内ではコンタミ問題には特に配慮していて、こちらの検査中でのコンタミはないと思ってもらって結構です。
ただ、検体採取時にコンタミするなどどの工程でコンタミするかは分かりませんので細菌や真菌陽性の結果はよく眼所見と照らし合わせて診断されて下さい(特に、コピー数が低い場合は注意が必要)。
ご存知のように眼表面には常在菌がいますので眼表面検体(角膜、涙液)の結果はご注意下さい。
A) 偽陰性=PCR結果は陰性であったが何らかの眼感染症であるものを示しますが、特に注意が必要なのは、トキソカラおよび結核です。
日本でのこれらの疾患はこれらの抗原に対するアレルギー反応程度と考えられていて他の検査の方が有効と考えられています。
トキソカラはトキソカラの項目を含むPCR検査を依頼された場合、抗体検査(トキソカラチェック)を無料で行います(2018年以降は未定)。
結核に関しては他の検査(ツベリクリン皮内テストやT-spot採血など)を参考に診断される事をおすすめします。
これらの2つの疾患は、PCRは感度が良くなく結果は参考程度にされて下さい。
A) 偽陽性=PCR結果は陽性であったが眼感染症でないものを示しますが、特に注意が必要なのは、細菌種(アクネ菌を含む)や真菌種となります。
コンタミなのか原因抗原なのかの解釈はQ8にも記載しています。参考にされて下さい。
A) 基本的には病院長様でお願いしておりますが、眼科長様のお名前でも構いません。
A) 原本を郵送して下さい。覚書は押印していただいたものを2通送って下さい。
1通は当院の押印をしたのち返送致します。
A) 指定の配送業者がある場合はヤマト運輸以外でも構いませんが、その場合は配送業者と問い合わせ番号を教えて下さい。
ヤマト以外ですと直接研究室に届かないで事務に届く場合や運送業者によっては午前指定にされていましても午後2時や3時頃に届く場合も多々あります。
そのため、基本的にはヤマト運輸でお願いしております。
(ヤマト運輸であっても道路状況や混雑する時期は遅れることがあります)
A) 4℃以上に温度が上がると検体の品質の保証ができません(特に、夏場)。
A) 取れませんのでご了承下さい。
A) 感染性ぶどう膜炎がStrip PCRで先進医療にて行われています。
また、感染性眼内炎が細菌16S定量と真菌28S定量PCRで先進医療にて行われています。